シドニーでIELTS受けてみた!当日の流れと対策

海外経験
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こんにちは、まよねえです。

ブログの方はずっと更新していなかったのですが、

現在、色々あってシドニーでにいます。

ワーキングホリデービザで入国し、最初の3ヶ月は語学学校、卒業後は1ヶ月IELTSの勉強をしていました。

ずっと中途半端な英語力で人生をやり過ごしてきたので、全力で英語を学べてることが楽しくて全然遊んでないです。笑

今回はそんな私がシドニーで初めてIELTSを受けたので、自分用の備忘録と今後シドニーでIELTSを受ける人のために試験の申請から当日の流れまでをまとめました!

この記事を読むべき人
  • IELTS準備中の人
  • オーストラリアでIELTSを受けることを検討してる人
  • IELTSを初めて受ける人

申請方法

私は「sydney ielts」とググって一番最初に出てきたIDPというサイトで申請しました。

おそらく日本で言うところの日本英語技能検定的なところです。

シドニーの開催地を選んでGeneralのPapar-Based(筆記試験)を選びました。

オーストラリアではコンピューター受験も可能なのですが、リスニングとリーディングの試験中、問題用紙にガンガン書き込みたいので筆記試験を選択しました。

IELTSはライティング、リーディング、リスニングの試験予約とスピーキング試験の予約が別になってます。

私はライティング、リーディング、リスニングと同じ日のスピーキング予約枠が空いていたので、4科目全て同じ日に押さえました!

結果、同じ日で良かったと思います。理由は、スピーキングだけ後日だとだらけてしまうと感じたからです。

値段

全ての試験科目を含め、$445(当時のレートで44500円くらい)でした。

日本でIELTSを受けると25,380円(2024年5月現在)なのでオーストラリアで受けるだけでほぼ倍のお値段です。

オーストラリアでIELTSはビザや大学の申請条件に組み込まれてることが多いので、高くても受験する人が多いからでしょうか。にしても高すぎますね!!!

日本に帰国する予定の方は日本で受けた方が安く受験できます。

持ち物

IELTSはTOEICなどよりも持ち物の制限やセキュリティがかなり厳しかったです!

受験するにあたって教室に持ち込める物は2つだけ。

パスポートラベルの無い、透明な容器に入った水

だけです。

筆記用具は会場側が用意するとのことで受験者が持っていく必要はないです。というか持ち込めないと思います。

他の荷物は受験する部屋に入る前に全て係員に預けなければなりません。

当日の荷物の預け方などは後で詳しく解説します!

試験当日、他の受験生が会場で中身の見えない水筒にお水を入れて持ってきてしまい、係員に「これは持ち込めないです」と言われていたので、試験中確実にお水が飲みたい人はラベルを剥がしたペットボトルの水が無難だと思います。

スケジュールと会場

私の試験日程は下記の通りでした。

AM9:00~(AM8:30以前に会場必着)

ライティング、リーディング、リスニング

会場:TAFE NSW

PM4:20~(PM4:10以前に会場必着)

スピーキング

会場:IDP Sydney

試験3日前に場所と持ち物などのリマインドメールが来ます^^

スピーキングだけ会場が違うのでびっくりしましたが、徒歩10分くらいのところにありました。

どちらもセントラル駅の近くです。

当日朝の準備

私が予約した試験は開始時間が朝早かったので、朝6時くらいには起きました。(前日は9時半就寝)

なぜこんなに早く起きたのかと言うと、試験が終わるまでトイレに行けないからです。

これ、IELTSを受ける上で初心者が絶対に知っておくべきめちゃくちゃ大事なポイントです。後に詳しく書いてます。

私は朝コーヒーを飲むのですが、コーヒーを飲んだ1時後にトイレに行きたくなります。

トイレに行きたくなってしまうけど、試験当日の朝はコーヒーを飲んで集中力を高めたい…!

なのでそれを見越して早めに起き、朝ごはんを食べ、コーヒーを飲んで、自宅で1時間ほどIELTSの最後の復習をして、パスポートとラベルが入ったお水がちゃんとバッグに入ってるかを5回くらいチェックし、トイレに行ってから家を出ました。

入場

最初のテストは8:30会場必着。早めに出てTAFE NSWへは8:10分くらいに到着。(心配性)

Google Mapで位置は分かってるけどどうやって入るんだろう?と思いながら向かってると「IELTS」という旗と係員さんが入り口に立って案内してくれました。

建物の中に入ると1Fのエントランスで他の受験生が15人くらい既に居てびっくり。

みんなノートを見て勉強しているので、私も最後のチェックをしようとか思ってカバン覗いたらノート家に忘れてました。笑

やっちまったー!パスポートと水ばっかりチェックしてた…

まあこんな直前に勉強してもスコアは伸びないか…とか思いつつ、最後の悪あがきでスマホにライティング用に覚えたフレーズを打ったりしてました。

エントランス付近にトイレがあったので、8:25になったら最後のトイレに行くか…とか思ってたら8:20くらいに係員がエレベーターに乗るように誘導し始めたので、「トイレ行ってきます!」と言ってエレベーターを1回見送りました。

荷物預け入れ

エレベーターで2階に移動すると、荷物の預け入れの工程に。

スタッフ1人が荷物の預かりを捌いていて、結構並んでました。

試験を受ける教室に入るまでの流れは

荷物を預ける指紋の登録とパスポートチェックを受ける指定された席に着席といった感じでした。

図にするとこんな感じ↓

荷物を預けるところでは係員が繰り返し下記の注意をしていました。

  • 荷物を預ける前に電子機器の電源は全て切ること。
  • 腕時計なども全て預けること。
  • 荷物を預けて教室に入ったらもうトイレには行けないので、その前に済ませておくこと。
  • ポケットにはティッシュやレシートが入っていないことを確認すること。

き、厳しい。X線検査などは無いけど、まるで空港。

荷物を手渡しで預ける際、再度、スマホの電源を切ったかポケットに何も入ってないかを一人一人確認されました。

目の前の人が水筒持ち込み拒否されてたのですが、会場に給湯室があって、紙コップがあるので、中に水を持ち込みたければそこで汲んできてOKと言われてました。

ただ、これは会場によって対応が違う気がするので、ラベルを剥がしたペットボトルを自分で持っていくのが無難です。

ポケットの確認は手を入れて「何も入ってないです」と言うのみでした。

私は当日、寒くなって試験中にトイレに行きたくなるのが怖かったので、厚手の上着を着てたのですが、上着はポケットさえクリアであれば着たまま教室に入ってOK!

荷物を預けると、番号札を渡されるので、パスポート、ペットボトル、番号札のみを持って教室に入る列に並びます。

が、私はここで最後のトイレに行っておきたかったので、教室に入る前にトイレに行きました。

人は「トイレに行けない」と思うと不思議とトイレに行きたくなるものです…

トイレに行くチャンスがあれば行っておくことがオススメ!

パスポートチェック

トイレを終えて列に並び、パスポートの番号と顔の照合右手の人差し指の指紋を取られました。

空港の入国審査みたいな感じです。

今日受けるテストはジェネラルか、アカデミックかの確認もされました。

私の前に並んでた女の子はアカデミックで私はジェネラルだったので、前の女の子が「アカデミックです」って言ってた時に「え、もしかして会場間違えた!?」とヒヤヒヤしましたが、アカデミックとジェネラルは同じ会場で受験するみたいです。

着席

受付を終えると、パスポートを持った係員が自分の名前が貼られた席まで誘導してくれます。

自分の名前がある机を探さなくて良いので安心でした。

机には自分の受験者番号、会場の番号、名前、今日の日付などが書かれたシールが貼ってあり、試験用紙に必要な情報は全部ここに書かれているので、自分の受験者番号を覚える必要は無いです。

会場は3つの教室を繋ぎ合わせた縦長の会場で、受験者は70人くらい。その日は他の教室は閉まっており、私が受験した教室でのみで開催されてる様でした。

正面にはプロジェクターがあって、全員の着席が終わるまで注意事項などのパワーポイントが繰り返し流れてました。

後ろの方の人、パワポ見えてるのかな?など、余計な心配をする私。

パスポートと荷物札は、受験中に係員がチェックするので机の右端に置くこと、お水を持ってる場合は床に置くようにとのこと。

試験開始まで時間があったのですが、手元に何も無いので、ひたすら深呼吸して過ごしてました。笑

直前まで単語の一つでも覚えてから入場しとけばよかったかなとも思いましたが、ずっとドキドキしてたので、試験前に落ち着きを取り戻せてよかったかもしれないです。

朝早いので寝てる人もいました。笑

鼻を啜ってる人に係員がティッシュを差し出していたので会場によってはティッシュももらえそう。

提供される筆記用具

机には削ってあるHBの鉛筆2本と裸の消しゴムが1つ置いてありました。

ネットで事前に調べた時、ロケット鉛筆のような物が準備されてるという記事見たので、鉛筆2本を見て思ったことは、

「え!?これで足りるの!?」でした。笑

鉛筆なんて使うの小学生ぶり…筆記試験、特に150文字と250文字書かなければいけないライティングでどんなペースで鉛筆がすり減っていくのかが分からない…

しかも隣の人はシャーペンのような物が用意されてる…なぜ?笑

この心許ない鉛筆2本のせいで試験前に無駄にドキドキしてしまいましたが、結果的には全部の試験を通して1本しか使わなかったです。笑

HBは意外と硬い。

また、問題用紙の解答欄が広く、曖昧な文字を書いて失点しないためにかなり大きな文字を書いたので、シャープな筆先はいらなかったです。

まあいざとなったら係員に新しい鉛筆を貰えばいいのですが、不確定要素がない方が試験に集中できますよね。

自分の席に鉛筆2本しかなくてもあまり心配しなくて大丈夫です。

トイレの超重要事項

受付を終えて教室に入るとトイレには行けません。(超重要)

行こうと思えば行けるのですが、ライティング、もしくはリーディングの試験中の試験が終わる10分前までのみ許可されてます。

トイレに行ける時間帯を図にするとこんな感じ。

なので教室に入ってからトイレに行く場合は、ライティングとリーディングの貴重な試験時間を犠牲にすることになります。

ちなみに上記のトイレOK以外の時間、つまりリスニング中や、試験問題を配る時間などにトイレに行くと、棄権扱いになります。

つまり、時間をフルに使って試験を受ける場合、試験開始の9時から試験終了の12時半までトイレに行けないことになります。

受験者はIELTSに向けてかなりの時間を英語学習に割いてきたはずです。試験時間をフルに使ってベストを尽くさないともったいない…!

試験前日はお腹を下さないよう、生物や消化の悪い物を避け、試験直前はコーヒーやお茶を飲みすぎないように注意です!

これを知らなかったのか、リーディング時間を犠牲にしてトイレに行ってる受験生がちらほらいました…

リマインドメールにトイレのこと書いてくれてたら親切なのになぁ…

試験案内

試験案内は全て音声付きのパワーポイントで行われました。試験によって案内のばらつきが出ないようになってるんですかね。

オーストラリアで受けてるので全ての案内は当然英語なのですが、パワポの音声も実際にその場にいた係員の補足案内もゆっくりはっきりした英語で聞きやすかったです。

ライティング(60分)

まず解答用紙が配られて、名前や受験者番号を記入していきます。

TASK1TASK2で用紙が別れていて、2枚配られました。

次に問題用紙が配られて、名前と受験者番号を書きます。

試験は「では始めてください。」というサラッとした合図で始まりました。

9時開始だったのですが、9時ぴったりには始まらず、その場の状況次第でパワーポイントの案内にしたがって始まる感じでした。

試験の残り時間はプロジェクターに映し出されたパワーポイントでカウントダウンされてるのでいつでも確認できます。試験会場の見やすい場所に時計はあるのかめっちゃ心配してたのでしっかりしてて安心。

ライティングは確か40分,20分,10分,5分前で残り時間の案内があるので、こまめに顔を上げて残り時間を確認しなくても大丈夫でした。

TASK1から解いたのですが、図やグラフの練習問題ばっかりやってたのに、TASK1のトピックが手紙で若干パニック。笑

この表現はメールだと硬すぎるのでは…どうなんだ…と思いつつ、調べる術も無いのでとにかく書き切ってTASK2へ。何とか時間内に書き上げられました。

筆記試験のライティングは後から文章を足す場合、消しゴムで消して書き直すと大幅なタイムロスになるので、何を書くかの骨組みをきちんと作ってから書き始めた方が良いです。

試験問題に日本語で流れを書き殴ってから解答用紙に書き始めました。

コンピューター受験だとこの辺コピペとかができるので、文章の再編成が楽みたいですね〜

TASK1では直前に覚えたフレーズを一切使わなかったのですが、TASK2では無事に覚えたフレーズを書けました。笑

リーディング(60分)

ライティングの試験終了後、係員が解答用紙と問題用紙を回収して数を確認したりするので、結構時間が空きます。10分くらいだったかな。

もちろんトイレに行けないので、着席した状態でできうる限りのストレッチをしてリーディングに備える私。

リーディングとリスニングの解答用紙は表裏一体になっていて1枚だけ。この時点ではリーディングの面だけに名前などを書くように言われました。

裏返してリスニングの面にも名前書こうとしてた人は注意されちゃってました。

名前記入時に目の前の女の子の鉛筆がバキッと折れてた…試験中じゃなくて良かったね…!と無駄にドキドキする私。

リーディングもライティングと同様、節目節目で残り時間のアナウンスがあったので、時間配分はあまり気にせずに問題に集中できました。

リーディングは見直す時間が無いので、試験時間内に解答を正確に用紙に記入する必要があります

最後の設問の解答記号がローマ数字(i,iv,iivとか)で、問題用紙に解答を書いたり、解答用紙に直接書いたりしてて順番が分からなくなって若干パニックになりました。笑

ローマ数字に慣れておけば良かった…そして解答メモする場所を統一しておけば良かった…

リスニング(40分)

午前最後のテストはリスニングです。一番重いパートのライティングとリーディングが終わってちょっとホッとした気持ちになりましたが、IELTSのリスニングは1回しか流れないのでボーッとしてるとリスニングに弱い私は普通に詰みます。

気を抜かずにまた周りの目線を気にせずストレッチしまくって集中力を整える。

私の会場ではヘッドフォンが配られました。

さっきのリーディング用紙を裏返して名前を記入し、全員でヘッドフォンが機能するかチェックしてから試験開始。

音声はクリアで全く問題なかったです。ヘッドフォンだと周りの解答を記入する音とかも聞こえなくて問題に集中できました。

リスニングは試験終了後に10分間、解答用紙に解答を記入する時間が設けられています。

試験中に問題用紙と解答用紙を行ったり来たりすると、どこを見てたのか分からなくなりそうなので私は全部問題用紙に解答を記入しました。

解答を写す時間は10分間ですが、かなり時間が余って、4回くらい解答見直ししました。笑

会場移動

リスニング終了後、試験用紙や筆記用具、ヘッドフォンなどを回収するまでしばらく着席。順々に案内されて教室を出て、荷物を受け取って終了です。

この時点で12:30くらいだったので、朝の8:30から約4時間ほど教室にいたことになります。

そう、この4時間の缶詰状態の中、尿意を感じずに試験に集中する状態を保つのがIELTS試験の心得です。

スピーキング(約15分)

12:30に筆記の3科目が終わり、16:20から試験でかなり時間があったので、私は一旦家に帰りました。

スピーキングに備えてハウスメイトと英語でしゃべりつつ、お昼ご飯を食べようと思ったらハウスメイトはまだ寝てました。笑

16:20からの試験でしたが、10分前には会場必着です。遅れると試験を受けない可能性あり。

スピーキングの試験も早めに家を出て、15:50くらいには会場に着いていたと思います。

会場のビルのフロントはガラス張りで、IELTSの建物だと一瞬で分かりました。入り口付近で「名前呼ばれるからおかけになってお待ちください」とのことで座って待つ。

そして待てど暮らせど呼ばれない…笑

16:10くらいに受付らしきところに行ったら「じゃあ荷物を預けて受付しましょう」と言われる。

名前呼んでくれるんじゃないんかい!!笑

今回の荷物預け入れは人に渡すタイプではなく、自分で暗証番号を設定するタイプの無料ロッカーでした。パスポートのみ手に持って再び受付に戻ります。

ここではパスポートの照合と、写真撮影指紋チェックを受けます。写真撮影の時にニカっと笑ってたら笑わないでください〜って言われました。

受付を経て待合室に通されると、6人ほど待機していました。試験時間が押してるから入り口で待てど暮らせど名前呼ばれなかったのかもしれないです。待合室には給水機がありました。

試験官がポツポツ現れては名前を呼ばれて連れて行かれるスタイル。

本来の試験時間から約10分遅れで名前を呼ばれて個室に入りました。

試験官は淡々と試験を進める感じで、こちらが解答途中でも長いと思ったら遮って次の質問を読み上げる。笑

トピックが環境汚染で普段英語で全く喋らないトピックだったので、うまくいったか不明。思ったより緊張しました。

あわあわしてたらあっという間にスピーキング終了。ロッカーから荷物を取って終了です。

感想:反省点と良かった点

IELTSを受けてみて思ったことは試験を受けるのが大変ということ。

TOEICと違って科目も多いし、試験時間も長い

試験に向けて高い集中力を保てるよう、体調などを整えておくことが大事だと感じました。

反省点最新の試験の動向をチェックしてなかったこと。去年のモックテストを中心に練習してたので、特に必要ないかなと思ってたのですが、試験構成などが微妙に違かったです。

特にライティングのTASK1で想像と違う問題がでて結構ドキドキしました…

あとはリーディングの解答の順番が途中で分からなくなってパニクったこと。

解答を書く場所を統一しておけば良かった!あとローマ数字嫌い!

良かった点トイレ対策バッチリだったので、尿意で集中力を削がれなかったこと。

しつこいようですが、これから受験する人はとにかく試験中は長いことトイレに行けないということを頭に置いて挑んでください!

こんな感じで私の初IELTS受験は終わりました。

結果は13日後に分かるみたいです。

IELTSは4科目もあるし、受験料は高いし、試験当日の制限は多いしで結構緊張しました!

この記事がこれからIELTS受験に挑む皆さんの不安を取り除くのに役立てば幸いです!頑張って!!

んじゃね!

Mayo

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